
TREK(トレック)のMADONE(マドン)シリーズの中でも、アメリカ本土で造られているモデル、マドン6SSLシリーズ・マドン6シリーズ・スピードコンセプト9シリーズはPROJECT ONE(プロジェクトワン)というプログラムでカラーリングやパーツ構成をカスタマイズできるから嬉しい。
インターネットでカラーリングをシミュレーションして、お店でしっかりとフィッティングして、自分だけの1台を手に入れることができる。
9名も航空宇宙産業スペシャリストが開発に携わっているのは、やはりアメリカに本社や工場があるメーカーならではの強み。
トレックのカーボンフレームは、37名のカーボンエンジニア、11名の複合材料スペシャリスト、9名の航空宇宙産業スペシャリストらによって開発されている。なぜ航空宇宙産業のエキスパートが在籍しているかというと、カーボン開発、技術、ノウハウにおいてこの分野以外に最先端のレベルを持つ業界は存在しないから。他の自転車メーカーがカーボンフレームを委託生産している中、トレックOCLV700・600シリーズは研究、技術開発、生産まで一貫して、アメリカ、ウィスコンシン州ウォータールーにある本社にてすべて行っている。
トレックのカーボンバイクが高品質なのはうなずける。
OCLVカーボンは、積層内の空気含有率が1%未満。これは航空宇宙産業に使用されるカーボンよりも少ない。軽くても強度や耐久性のあるフレームはこうした技術から作られる。
トレック独自のカーボン製造方法であるOCLVは、USAで製造されたカーボンのみに採用されている。OCとはOptimum Compaction(最適な圧縮)を意味し、軽量かつ強度のあるカーボンフレームを作り出すために、カーボンとレジンの配合を最適化しそれを計算された圧縮率で成形される。LVとはLow Void(低空隙)を意味し、カーボンの積層内の空気含有率を1%未満に抑え強度を上げることに成功している。これは航空宇宙産業で使用されるカーボン空隙率をも上回る。
OCVL700・600シリーズカーボンは、レジンの配合率、ラグジョイント部をさらに高度なレベルに高めている。世界最高のカーボンフレームであり、ハンドメイドにてアメリカ国内で生産される。
OCLV700・600シリーズは未加工の状態では国外輸出禁止である軍事/航空用素材HexMCを使用。トレック独自の製法により、ボトムブラケットのベアリング受け表面はカーボンフレームの一部として成型される。また、このネットモールディング技術により、他メーカーと比較し最も幅の広いボトムブラケットシェルを実現。
この構造により、ボトムブラケット周辺の剛性と軽さ高めるだけでなく、ボトムブラケットのパーツ点数も減らせることで、さらなる軽量化に成功している。
フレームを精製する上で最も難しい部位、ボトムブラケット周辺にこそ、トレックの最上級技術が積み込まれている。
形成されたカーボンラグは、ステップジョイントと呼ばれるテクノロジーにて接合される。トレック独自のこのジョイント方法は、2つのカーボンラグ接合部の厚みを増すことなく、また余分なカーボンを使用する必要がない。これにより軽量化を実現させ、チューブ全体の厚みを均一化させている。
航空産業に逆輸入されるほどの非常に高度な記述なのだ。
OCLV700・600シリーズのみに使用しているのもうなずける。
ライドチューンドシートマストは、ライダーの体力を温存するため、そして3週間にも及ぶグランツールでの疲労に打ち勝つために開発されたシステム。縦への柔軟性を最大限引き出すこのシステムは多くのトッププロライダーからも絶賛されている。最も軽量なシステムかつ、快適な乗り心地は体力のないライダーほど重宝する。いつまでも走り続けたくなる乗り心地。
マドンのノーカットシートマストシステムは、フレームを切る必要もなく、従来のシートポストクランプを必要としなくなった。その結果、シートチューブジャンクションの素材を大幅に減らすことができ大きく軽量化に成功した。
ケーブル内蔵システムは、外観の美しさだけでなくドライブトレインとの相性を良くしパフォーマンス向上にも大きく貢献している。最適なワイアリングが、スムーズなシフティング、安定したブレーキング、メンテナンスの容易さを可能にする。
フレーム内蔵式のケーブルシステムなら、プロジェクトワンでオーダーしたカラーリングの見栄えも最高である。
すべてに妥協のないフレームだからこそのシステムだ。
デュオトラップは、フレーム内にスピードとケイデンス用のセンサーを内蔵するシステムであり、一切空気抵抗を発生させることがない。すべてのANT+ワイアレスコンピューターに対応したセンサーをカーボンフレームのチェーンステイに埋め込むことができる。ボントレガーはもちろん、ガーミン、パワータップ、SRMにも対応している。
フレームに穴をあけても全く強度が落ちない、性能が落ちない、そこにトレックの技術が垣間見える。
ガーミンのエッジ800というGPS(ナビ機能)付きサイクルコンピューターを使用するのが楽しい。
OCLVシリーズは2012年より種類が増えます。
今までTCTカーボンフレームだったMadone5、4、3シリーズが2012年モデルよりOCLVカーボンフレーム、OCLV500、OCLV400、OCLV300シリーズとなります。
これはトレックが製造ラインを見直しすべての工程をトレック独自の技術で徹底、
そしてOCLVの基準となる1%未満のカーボンの積層内の空気含有率を達成した。
それによりTREKのカーボンバイクは全てOCLVの名を持ち、同時にさらなる性能の底上げが達成されたことになる。
TREKから始まったカーボンロードバイクの潮流は2012年モデルよりロードバイクの主流となるでしょう。